
サンドボックスのLANDをポリゴンにブリッジできるって聞いたけど、具体的にどうやったらできるのかな?
そもそもブリッジってよくわかってないんだよなあ…
あと、ブリッジするメリット・デメリットも知りたいな
こんな疑問に答えます。
- ブリッジとは?
- LANDをポリゴンにブリッジする方法
- ポリゴンにブリッジするメリット・デメリット
実際にわたしが行ったブリッジを例に説明します。
そもそもブリッジとは?
ブリッジとは…トークン・NFTを異なるブロックチェーンに移転することです。
サンドボックスの場合、トークンは「SAND」、NFTは「LAND」です。
また、採用されているブロックチェーンは、イーサリアムとポリゴンの二つです。
つまり、サンドボックスでブリッジを行うということは、SANDやLANDをイーサリアムからポリゴンに移転することを意味します。
なぜブリッジが必要なのか?
ブリッジが必要な理由…処理速度、手数料を安くするため
もともとイーサリアムは、スマートコントラクトが実行できるブロックチェーンとして発展してきました。
しかし、ネットワーク内の取引(トランザクション)が増加した結果、「処理速度が遅くなる、手数料が高くなる」という課題が出てきました。
この課題を解決するために「レイヤー2ブロックチェーン(以下、L2と表記)」という新しい技術が開発されました。ポリゴンもL2の一つです。
ちなみに、なぜL「2」なのかというと、基盤となるブロックチェーンであるイーサリアムをL「1」と考え、前者が後者を拡張するものとして位置付けられているからです。
L2には様々なものがありますが、サンドボックスではポリゴンが採用されています。
ポリゴンの特徴
ポリゴンの特徴は以下の点です。
- イーサリアムと互換性がある
- 処理速度が早い
- 手数料が安い
ポリゴンはイーサリアムと互換性があり、イーサリアムで行っていたトークンの送受信やスマートコントラクトの実行がそのまま可能です。
また、イーサリアムに比べてトランザクションの処理速度が早く、手数料も安いです。
ちなみに手数料は、ポリゴンの主要なトークン「MATIC」で支払います。
LANDをポリゴンにブリッジする方法
サンドボックス公式サイト内での操作手順を画像付きで説明します。
- その①:「bridge」からブリッジしたいLANDを選択
- その②:トランザクションの承認
- その③:ブリッジ完了の確認
「bridge」からブリッジしたいLANDを選択
公式サイトのトップページから進めます。
赤枠の箇所をクリックしていってください。






トランザクションの承認
必要な推定ガス代が表示されますので、事前にETHを用意しておきましょう。


「Confirm」をクリックすると、メタマスクのポップアップが表示されます。
下にスクロールすると「確認」ボタンが表示されるのでクリックしてください。




下の画面に遷移するので「確認」をクリック。


トランザクションが進行中という下記の二つの画面が表示されます。
「Back To The Bridge」から最初の画面に戻ります。




トランザクションが完了するまで数十分かかる場合があります。
わたしの場合は10分程度でした。
これまでの画像通りに進めていれば問題はありませんので、焦らず完了するのを待ちましょう。


ブリッジ完了の確認
下記の画像のように、LANDが右側に移動していれば完了です。


ポリゴンにブリッジするメリット・デメリット
- LAND所有者限定SANDステーキングができる
- 10SANDのボーナス取得
- ブリッジを解除するためには手数料がかかる。
- 本稿執筆時点(2022年10月9日)では、ブリッジの解除不可
まずはメリットについてです。
LAND所有者限定SANDステーキング
これまでのSANDステーキングは、LANDを所有していなくても可能でしたが、2022年9月からLAND所有者を対象とした有利なステーキングが可能になりました。
実際にわたしがやってみて、お得だと感じたことは以下のとおりです。
- APRが155%と従来のステーキングより高い ※2022年10月9日現在のAPR
- LANDの保有数に応じてSANDのステーキング可能枚数が増加(1LAND当たり500SAND)
ステーキングの方法は別の記事でまとめたいと考えています。
ひとまず、公式の記事リンクを貼っておきます(英語です)。
10SANDのボーナス取得
LANDのポリゴンへのブリッジを完了するだけで、タダでもらえます。
場所は、ブリッジ完了を確認した画面の右下側にある「Claim Cashback」をクリックします。
ブリッジのときと同じようにトランザクションの承認画面が表れるので、「確認」をクリックすればOKです。
(画像添付は省略しています)


次にデメリットです。
ブリッジの解除
LANDをイーサリアム上で送信・売却する場合、ブリッジの解除が必要です。
ブリッジの解除もスマートコントラクトであるため、ガス代が発生します。
とはいえ、MATICでの支払いは非常に安いので、あまり気にする必要はないと思います。
より気になるのは、本稿執筆時点(2022年10月9日)では、下記の画像のとおりポリゴンのネットワーク上の問題によりブリッジの解除が一時的に中断されています。


すぐにLANDをイーサリアム上で送信・売却する予定がある場合はブリッジしない方がいいです。
以上で説明は終了です。参考になれば幸いです。